【TAF2006】アニメ事業に本格参入 コナミが意欲作4作同時発表

(2006/03/23)

 これまでも、古くはツインビーから、新しいところでは極上生徒会と、様々なアニメを生み出してきたコナミが、本格的にアニメ事業に参入することが発表された。東京国際アニメフェア1日目最後を飾るステージが、そのコナミの新作発表会だった。

 本ステージにて発表になったラインナップは4作品。「おとぎ銃士 赤ずきん」「ときめきメモリアル(仮)」「セイントオクトーバー」のテレビアニメ3作品に加え、フィギュアニメ第2弾となる「スカイガールズ」のOVA1作。

 4作品を発表するにあたり、マルチメディア事業の統括を務める樹下國昭氏は「これまでは、ゲームが原作となる作品が多かったけど、まずはコンテンツが重要という考えが生まれてきた。こうしていいパートナーにめぐり合え、ビジネスを進めていくことができます。コナミとしては、アニメに力を入れていきたいと考えています。」とコメントした。

○おとぎ銃士 赤ずきん

 2005年にフィギュアつきOVAとして発売し大好評を博した「おとぎ銃士 赤ずきん」が、今度はテレビアニメーションシリーズとして制作決定!アニメーション制作をOVAと同じマッドハウスが担当、はいクウォリティな映像で送る正統派ファンタジー作品である。

 監督を務める石山貴明(タカ明)氏。本作品の魅力を次のように述べた。
 「見所はわかりません。というのも、本作品はおとぎばなしなので、ビジュアルで目に映ったものが本当かどうかわからない、そんなふしぎな中で、何か感じてもらえればいいと思っています。また、まだ見ぬいろんな世界を感じてもらえたらいいなと思います。」

 本作品は、2006年夏を目処に、テレビアニメーションとして放映される予定です。


○スカイガールズ

 キャラクター原案に島田フミカネ×黒星紅白の夢のコラボレーションが誕生!気鋭のスタッフと豪華キャストで送る青春スカイアクションがOVAで登場!自分の体よりも大きいロボット(戦闘機)「ソニックダイバー」のパイロットとして招集された3人の若き乙女たちが、大空に羽ばたく時が来た!

 アニメーションを制作するのはJ.C.STAFF。フィギュアつき限定版も発売が決定している本作品に対し、監督を務める岩崎良明氏は次のように述べた。
  「ジャンルを一言で言ってしまうとメカ+美少女とありきたりなものになってしまうのですが、そこに島田さん、黒星さんというキャラクター原案を向かえ、高いクウォリティで現在開発中です。この作品はフィギュアニメということで、アニメーションによって、そのフィギュアも楽しめる作品作りを心がけているので、楽しみにしていてください。」

 本作品は、2006年夏に、オリジナルアニメーションとして発売される予定です。



○ときめきメモリアル(仮)

 1994年5月にPCエンジンソフトとして登場し今年で12年を迎える美少女ゲームの代名詞でもある「ときめきメモリアル」が、ついにテレビアニメとして放映することが決定。シリーズ最新作「ときめきメモリアルONLINE」の世界観をベースにしたオリジナルのストーリーが展開される。つむぎの高校を舞台に、転校してきたばかりの大賀陸(仮)を主人公にしたハートフルドタバタラブコメディが始まる。

 偶然にも本日(23日)が、学園MMO「ときめきメモリアルONLINE」正式オープンと重なり、なにやら運命的なものを感じてしまう本作品。アニメーションを手がけるのはAIC ASTA。

 本作品の監督を務めるのが、高木宣弘氏。これまでも数々の美少女アニメを手がけてきた同氏が、作品に対する期待を次のように述べた。
  「このタイトルは、大変人気のあるゲームで、それをアニメ化できるということは大変光栄であると同時に、作成するスタジオはAIC ASTAということで、すばらしいスタッフがそろっているので、大変いい作品がお届けできると自負しています。これからの展開も、インターネットでのゲームを含めいろいろ展開していきます。かなり大きなものになると思います。普通の学園生活のように見えるんですけど、アニメのほうはかなりコミカルに味のある作品にしていきますので、ぜひ楽しみに待っていてください。」

 本作品は、2006年内(秋新番組)を目処に、テレビアニメーションとして放映される予定です。





○セイントオクトーバー

 巷で話題のゴスロリ少女探偵団。ゴスロリ服を身にまとった3人の少女探偵団が、様々な謎と運命に立ち向かうネオゴシックアクション!アニメーション制作にスタジオコメットを向かえ、コナミとコメット初のコラボが誕生!

 本作品の制作を手がけるスタジオコメットからは、代表取締役の茂垣弘道氏が登場。本作品について以下のように語った。
 「気鋭の監督がそろってる中で、私だけがちょっと場違いな感じで申し訳ありません。監督は今別の作品でどうしても手が離せないということで、私が参りました。このセイントオクトーバーは、おそらくこの中では一番過激な作品になっていくと思います。タイトルはセイントオクトーバーということですが、我々は今までゴスロリ美少女探偵団ととりあえず呼んでいました。はっきりいって、まだ制作が進んでいないので、キャラクターも変更する可能性もありますが、スタジオコメットとしてもコナミさんとは初のお仕事なので、スタッフ一同期待に応えるようがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします。」

 本作品は、2007年1月を目処に、テレビアニメーションとして放映される予定です。



写真枚数が多くなったため、ビジュアル画像を割愛しました。それぞれのアニメが本日よりウェブサイトオープンしていますのでそちらをご覧ください。また、写真は縮小表示する際、画像が荒れていますので、クリックすると原寸大で見ることができます。
(文、写真:大村)

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公式サイト及び著作表示

□おとぎ銃士 赤ずきん (C)2005 2006 KONAMI
http://akazukin.konami.jp/
□スカイガールズ(C)2006 KONAMI
http://www.konami.jp/mm/saintoctober/
□ときめきメモリアル(仮) (C)2005 2006 KONAMI
http://www.konami.jp/mm/tokimemo-anime/
□セイントオクトーバー(C)2006 KONAMI
http://www.konami.jp/mm/saintoctober/