【エンタまつり】話題の2作品がコラボ!?かいけつゾロリ&ケロロ軍曹劇場製作発表

2005年08月15日
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 エンタまつりのイベントの一環として、秋葉原ダイビル2階ステージにて、「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」と「ケロロ軍曹」の合同映画製作発表が行われた。取材マスコミのほか、両アニメのファンを中心に300名が会場につめかけ、会場が熱気に包まれた。  「かいけつゾロリ」(原ゆたか著)は、キツネをモチーフにした主人公「ゾロリ」が、悪知恵を駆使し事件を解決しながら、イタズラの王者になりお姫様と結婚することを夢見る冒険ストーリー。元は児童書(ポプラ社刊)で、1987年に登場した第1巻から今現在まで、37巻を発刊する大人気シリーズとなっている。(正確には、それ以前のほうれんそうマンシリーズからゾロリは悪者として登場していた。)プレコミックブンブンにて漫画化され、2004年2月からはメ〜テレ・テレビ朝日系全国ネットにてテレビアニメ化され、2005年2月より現在のタイトルに変更され、2期目として大好評放送中である。ほとんどが動物を擬人化した作品で、元山賊のイノシシをモチーフとしたイシシとノシシの双子を子分として従えている。ゾロリは、イタズラは好きだが決して悪者というわけではなく、心優しく憎めないキャラクターである。  「ケロロ軍曹」(吉崎観音著)は、カエルをモチーフにした主人公「ケロロ軍曹」が、部下である「タママ二等兵」や「ギロロ伍長」、「クルル曹長」「ドロロ兵長」らとともに、ポコペン(地球のこと。アニメではペコポン)を侵略する先行部隊としてケロン星からやってくるところから始まる。だが、潜伏先の日本で偶然住民である日向一家らに見つかってしまい、本隊から見捨てられてしまう。残された5人(5ヒキ?)は、何故か侵略するはずの星の住人と同居するという生活を送る。細部にガンダムや他アニメネタが登場し、ダークなネタが登場するところも人気の一つとなっている。1999年4月より、少年エース(角川書店刊)にて連載がスタート、現在まで単行本として11巻まで発刊されている。また、2004年4月よりテレビ東京系にてアニメ化され、現在2期シリーズに突入して大好評放送中である。また、話題となった「電車男」の主人公が軍曹ヲタという設定で、人気に拍車がかかった。  司会として、フリーアナウンサーとして活躍中の荘口彰久氏が登場。続いて、

角川ホールディングス代表取締役会長兼C.E.O.の角川歴彦氏、ポプラ社代表取締役社長の坂井宏先氏、サンライズ代表取締役社長の吉井孝幸氏といった関係者のほかにも、両作品で声を担当している声優陣、かいけつゾロリ原作者の原ゆたか氏まで登場し、映画に対する思いを語りました。

      角川歴彦氏

          (角川書店)
      今日は、エンタまつりの初日のステージで、ケロロとゾロリの発表ができて、これほどうれしいことはありません。ケロロには思い入れがあり、1999年に少年エースに連載が開始されて以来、すぐにファンになりました。今までは、エヴァンゲリオンだとかガンダムといったいわゆるオタクというものに強かったけど、今度のケロロ軍曹は少年に、小学校低年齢に焦点を絞っていく仕事をどうすればいいかを悩んでいました。そのとき、バンダイさんとサンライズさんから声をかけていただき、テレビ化に至りました。テレビ化され、弾みがつき、不思議なファン層、子供たちと不思議なキャラクターに育ってきて本当にうれしく思っています。これ以上は何もいいません。3月11日に公開されるこのケロロ軍曹、かいけつゾロリ、皆さんの暖かいご支援をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

      坂井宏先氏

          (ポプラ社)
      1987年に最初の本が発刊されたときは、まだ1編集者としてゾロリを担当していて、テレビアニメ化に続き映画化となり、編集者冥利に尽きるというか、大変うれしく思います。この前、甥に「ケロロと一緒に映画化するんだよ」と言ったら「ヤッタ!」と喜ばれました。これを聞いたとき、超豪華両作品の客が決まったな、と思いました。これから、角川さん、サンライズさんと毎年毎年、できれば10年ぐらいこのコンビでやれたらと盛り上がっていますので、よろしくお願いします。

      吉井孝幸氏

          (サンライズ)
      映画化に至ったきっかけは2つほどあります。一つはテレビ番組スタート当時も手ごたえを感じたのですが、放送していくうちに、各キャラクターが勢いにのってきました。ゾロリも小学生の間で駄洒落など話題になってますし、ケロロは20,30,40代の人、ケロロのファンをケロラーというらしいのですが、それが、増加してるというよりどんどん増殖しているという言葉がぴったりなほど増えています。そんな勢いを感じました。二つ目はスタッフが作ってて面白いし、いろんな人にすばらしい作品を知ってほしいということです。なので、映画化に至りました。

        両作品とも似て非なるキャラクターなのですが、どちらも非常に強烈な個性があります。これがタッグを組んだら最強だな、楽しいな、と思い、本日に至りました。ぜひ期待していただきたいと思います。

       渡辺久美子さん

          (ケロロ軍曹役)
      ケロロの役、作品自体、一ファンとして大好きな作品です。ケロロ軍曹をしていなくても、絶対に見に行きます。自分がケロロをやると思っていなかったので、緊張いっぱい、不安いっぱいなのですが、心の中でははしゃいでいます。自分の持っている全てを出し尽くして頑張っていきたいと思います。同時上映がゾロリということを聞いて、「やったー」と思いました。皆さんも、大スクリーンで暴れまわるケロロ軍曹を楽しみにしてください。

       小桜エツ子さん

          (タママ二等兵役)
      アニメが始まったときから、ずっと劇場版やれたらいいなと思い、事あるごとに口にしてきて良かったなと思います。夢は叶うなと、特に最近思うことが多いです。夢が叶うんだよってことを伝えていけるように、映画もそんなパワーいっぱいに頑張りたいと思います。ぜひ劇場まで見に来てください。

       中田譲治氏

          (ギロロ伍長役)
      僕もケロロ本当に大好きです。スタッフがノリにノってる作品はいい作品に違いないという言葉を吉井社長から戴きましたが、僕ら声優陣もみんなで仲良く、みんなケロロが好きだなって事が伝わってくるので、僕もケロラーの一人として本当に映画化がうれしいです。もちろんテレビで見るのもいいんですが、家族そろって劇場へ足を運んでいただいて、非日常的な空間で、もっともっとケロロ軍曹を楽しんでもらえたらいいなと思います。ぜひ劇場まで足を運んでください。

       子安武人氏

          (クルル曹長役)
      クルル曹長の役は、小隊の中では意地悪というか、性格の悪いというか、いいコちゃんでないところが彼の魅力だと思います。今回の映画でも、発揮してくれるといいなと思います。こんなにも黄色は可愛いんだと思ったことは初めてです。黄色といえばカレーでもいいですけど、是非とも黄色を嫌がらずに応援していただけるとうれしいなと思っています。これからも、映画、そしてもちろんアニメともども応援していただけると嬉しいと思います。映画、頑張ります。

       原ゆたか氏

          (ゾロリ原作者)
      原ゆたか役の原ゆたかです(笑。今日は、声優で呼ばれたのかと思いましたが、原作者といわれていますので。テレビ化もすごく嬉しくて、児童書として、こんなに大きくなるとは本当に思いもせず、今までは子供たちと遊ぼうと思い児童書を書いてきたのですけれど、こんなことになるとは思っても見なくて、映画にまでなっちゃって、ちょっとびっくりしてるんですけれど、それも、私もどちらかというとケロラーだったり、ガンダム好きだったりエヴァンゲリオン好きだったりしてて、サンライズさんとか、角川さんと一緒にお仕事できるなんて、もう幸せで、ゾロリがこんなコラボになっていくとは思いもしませんでした。これからできる映画がすごく楽しみです。
         
        今度の映画は、今書いている原作が映画化されることになっていて、いろいろ設定がスケールアップしていくごとに面白くなっていって、本が負けそうで、本は本なりに面白くしようとしてて、本当ならここに来てる場合じゃなく、早く帰って仕事しなきゃならないぐらいなのですが、今度は上下巻、前編後編になってしまいそうです。映画が出来上がるまでに2冊書けということになってちょっと自分で首を絞めちゃった状態です。監督がノリにのって張りきって、映画のクウォリティーがすごいことになっていて、私もすごく楽しみです。ケロロもすごい声優陣で、でも、ゾロリもすごい声優陣です。今日は2台巨頭しか来ていませんけれども(笑。

       山寺宏一氏

          (ゾロリ役)
      僕も原先生と同じで、劇場になることが大変嬉しいです。我々も、ケロロに負けず、声を入れる現場も仲良くて、先生も必ず顔出してくださって、ご飯を食べながら今度はこんなことをやったらいいんじゃないかと盛り上がっています。その席で、「本当に劇場化したらいいな」ということを話していて、本当に実現して嬉しく思っています。アニメ・テレビシリーズをやっていて、それが劇場化することは一種のステータスだと思っているので、それが実現することができて、非常に嬉しく思っています。

        そして、一緒にパートナーを組むのがケロロということで、友達から最近、「ケロロおもしろいけど知ってる?」と言われ、見てみたら本当に面白かったです。で、ライバル視してたのですけれど、一緒にやれるということになり、すばらしい仲間ができたと思っています。ゾロリもこれを機会にゾロラーっていうか(笑、そういう人たちが増えてくれると本当に嬉しいと思います。長きにわたり、原先生の原作が人気があり、これでますますたくさんの方に知っていただいて、楽しんでいただけたらと思います。

   また、普通の製作発表会では見られない祈祷を、神田明神の神主さまと巫女さまを呼び実施。厳かな雰囲気の中、安全でスムーズに制作が進行するように、また映画の大ヒットを祈願した。
   劇場版「ケロロ軍曹」および「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」は2作品同時上映で、2006年3月11日全国ロードショー予定(配給は角川ヘラルド・ピクチャーズ)。エンタまつり期間中は、特別前売り券として「おねがい袋」&映画ポスター付前売り券が大人1900円、子供1400円にて発売され、売り場には早速列ができていた。

  (文:大村 写真:tarax)
  ★関連リンク★
  まじめにふまじめ かいけつゾロリ

    http://www.zorori.jp/ 
  かいけつゾロリ

    http://www.zorori.com/      
  ポプラ社

    http://www.poplar.co.jp/
  ケロロ軍曹(ケロロアイランド)

    http://www.keroro.com/ 
  角川書店(web KADOKAWA)

    http://www.kadokawa.co.jp/comic/ 
  ヘラルドオンライン

    http://www.herald.co.jp/ 
   秋葉原エンタまつり

      http://www.akibaentamaturi.jp/  
  
  (C)2006 吉崎観音/角川書店, 角川ヘラルド・ピクチャーズ, サンライズ, テレビ東京, NAS 

(C)2006 原ゆたか/ポプラ社, サンライズ, メ〜テレ, 劇場版ゾロリエンターテイメント製作委員会

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公開日: 2005年08月15日
投稿者: Aniradi情報局